入会年月:2020年11月
夢中になれる仕事に、私にしかできない仕事に出会いたかったから。 経歴だけ見ると、私は順風満帆な人生に見えるかもしれない。 田舎育ちの私は、いい大学に入っていい会社に入るのが幸せだと呪文のように言われて育った。私も努力してそこそこの偏差値の大学に入り幸運なことに大企業に入れた。親も喜んでくれた。これで人生安泰だと思った。 でもなぜか私は、心が空っぽだった。 1日中パソコンと睨めっこして、マニュアル通りに作業をする日々。誰でもできる仕事をいかに正確に早くやるかが大事。最初の頃は少しでも仕事に付加価値をつけようと改善提案などがんばってた。でも大企業の伝統に負けた。 やがて私はロボットのように心を無にして働くようになり、休日は何もせず独身寮に閉じこもり天井を見ていた。 涙も出なかった。私はどこで人生を間違ってしまったんだろう、と。
そんな時にSHENagoyaに出会った。
「名古屋は居心地がいい。でもほんとはもっと羽ばたきたい』 この言葉が私を突き動かした。ロボットになりたくない。夢中になれる仕事に出会いたい。私にしかできない仕事に出会いたい。 様々なスキルを学べるSHElikesなら変われるかもしれない。 すぐに入会を決意した。
本業:人材系広告営業 副業:物語の裏側を伝えるインタビューライター、想いを掬うブランディング、 広報、SNS運用、モデレーター、キャリアプランナー、壁打ち屋さん
SHElikesのおかげで生み出された「副業人格」が人生のどん底にいた私を救った。結果、本業も本気で取り組むようになり、会社員✖️週末フリーランスの働き方を実現。働く目的も変わり人生を思いっきり楽しめるようになった。
入会した私は『なんしゅ』というペンネームを名乗り始めた。すっかり作業ロボットになっていた私は、いきなり大変身なんてできなかった。 だから新たな自分を作り出して、実験してみることにした。 なんしゅには、周りのことを気にせずに思いっきり好きなことをやってほしい。なりたい姿をなんしゅに込めた。 入会したなんしゅはインタビューライターという仕事に出会った。人の話を聞くのが好きだった私は天職かもしれないと思った。入会2ヶ月後には初仕事を獲得し多くの取材をした。志を持って会社を経営してる人、暮らしを大切にした働き方をしている農家さん、複業をしながら理想の世界を作り出そうとしている人。取材の時間が楽しくてしょうがなかった。本業以外の世界を見て、自分が井の中の蛙だったことを知り、希望を持つことができた。仕事に夢中になるうちに、月5万円の副業収入が安定して稼げるようになっていた。
インタビューライターの仕事に挑戦していく中で、本業でロボットのように働いていた宮木萌の心に火がついた。なんしゅがいろんな分野に挑戦しているのだから、本業の私ももっと挑戦したい。今までの呪文は振り払って、自分にとって必要な環境、輝ける環境はどこか副業の経験を振り返りながら必死に考えた。そして転職活動をし迷った結果、ビジネスの基礎を学びたいと広告営業に転職した。
本業の営業職の経験が自分の血肉となり、副業のなんしゅでは自己実現に近いところで思いっきり働く。一方で副業のインタビューライターの経験が本業に活かされ、転職して最初の四半期でMVPを受賞した。本業と副業が循環していくようになった。
本業の宮木萌は、組織の一員として働くことも好きだった。本業ではキャリアの基礎と生活の安定を築くことに専念し、それまで本業以外のキャリア実績を作るために頑張っていたなんしゅを「本当にやりたいことをやってね」と解き放った。 なんしゅの私は「ヒトやコトの想いや魅力を掬い、両思いの相手に届けたい」が成し遂げたいことだと気づいた。そのためにできることならなんでも学びたい。副業ではライターだけでなく、広報、ブランディングなどいろんな仕事に挑戦し幅を広げ続けた。新しい知識をSHElikesでインプットし続けた。やがてブランディングライターなどいろんなスキルをかけ合わせ混ぜることに試みるようになり、なんしゅならではの仕事を見出した。
本業と副業。今ではどちらも欠かせない。本業の宮木萌と副業のなんしゅは、最高のバディになり、共に人生を熱狂して生きるようになった。