入会年月:2021年8月

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5年勤めた福祉系団体を雇い止めになり、その後の転職活動もうまくいかず、嫌々官公庁の臨時職員に就いたときに、組織に都合よく扱われるだけの働き方をするのはもう嫌だと思ったからです。

でも、特になりたい姿ややりたいことがあったわけではありませんでした。

私は、学生時代に美術館学芸員になると決意し20代はひたすらその夢に向かっていましたが、途中で病気になり療養しました。右も左もわからない福祉の世界で必死に事務職をしながら学芸員試験を受けては最終面接で落ちることを繰り返し、30歳を境にその夢を諦めました。その後は福祉系団体で精一杯頑張ったものの、先述の通り雇い止めになったのです。

だから、私はただ、生きづらさが限界に達して、身体のど真ん中にできたブラックホールに何もかもが消えてしまう、自分の存在がむだなものに感じられる状態からどうにか救われたかった。たぶん、本当にそれだけでした。

SHEを選んだのは、他にはない学習選択肢の豊富さとオンラインで完結できるところ、何より「だからこそ、何にでもなれる。」というコピーが好きだったからです。このコピーを信じたかったのだと思います。

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IT企業で事務職をしています。副業はしていません。

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入会以前の私は、ファッションビルで靴下一つ選ぶのにも苦労するほど、自分で何かを選択するのが嫌になっていました。夢を病気で挫折したこと、再び夢に挑戦してもいつも最終面接で落とされたこと、それでも続く人生のために頑張っていた職場で正職員にはなれなかったこと、正職員にはなれなかったのに正職員の仕事を振られ続けること、けれど予定通り雇い止めになったこと。細かい話も数え始めるとキリがなく、「選んだところでどうせ何も叶わないし変わらない」と、学習性無力感に苛まれ続けていました。

何も叶えられない私は、人と一緒にいると自分があまりにも情けなく惨めに思えるから、そのうちに何をするにも「一人でいいや」と考えるようになりました。何を見ても斜に構えて、人も物も素直に褒められない。好きなものがわからない。何をしていたら心から楽しいと感じられるのか。何のために生きているのだろう。SHEに入会する前は「虚無」と呟くのが習慣になっていて、誰に会ってもどこへ行っても永遠に虚無しかない気がしていました。

SHEで一年半を過ごして、小さな成功体験を少しずつ積んできました。そしてそれが糸口になり、自ら選んで変化する行動を取れるようになったと思います。

SHEに入会して半年後の年末、嫌々就職した臨時職員を辞めました。1年間に二度も離職する不安がなかったわけではありませんでしたが、たとえこの道が失敗ばかりだとしても、私は私を信じてみたかった。「だからこそ、何にでもなれる。」というSHEのコピーを心でぎゅっと握り締めて、なりたい私になる選択をしたのです。3ヶ月SHEばかりの生活をしました。華々しい成果はありません。だけど、デザインや文章を作り続けることで、私の思考や指先がどれほど自由なものだったのかを思い出しました。

私は創作することが本当に好きだったのだ。そのことに気づいてからは、そのままの私を受け入れることができるようになりました。

「組織にいいように扱われる働き方はしたくない」とSHEに入会しましたが、私という人間を最も損なわせていたのは自尊心の低さであり、働き方そのものではないという一つの結論を出し、再び事務職として就職しています。余裕のある働き方をしながらSHEのコミュニティ活動に参加し、仲間と一緒に作ることの楽しさを知り、現在は、非公式部活動の立ち上げから自主企画の計画まで立てるようになっています。